40歳からの細く長い山歩き

40歳頃から登ったり休んだりして続けている山歩きの記録と山のために買った物の記録です

ジュニア用スノーシューおすすめです!

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スノーシュー欲しいなぁ、スノーランがいいかなぁ、と以前からブログで書いておりました

 

それで、色々と調べてはいたのですが、調べれば調べるほどわからなくなりました

 

何を買っていいか分からない方はとりあえずMSRにしておけば間違いないといっても過言ではありません。

 というように、MSR推しは多いです

 

 

素人ほど高性能なギアをそろえろ、命に関わるぞ、という意見と、素人だから無理せず最初は安いモノで良い、の両方の意見があります

 

スノーシュー比較の記事で、MSR、TUBBS、ATLASを比較したものでも、圧倒的にMSRの評価が高いです

 

でも、まず、スノーシュー選択では

平地を歩くのか、山を登るのかでモノを決めなければいけませんが、私は山の林道を歩くのも好きですし、里山を登るのも好きです

 

どっちかなんて決められない、どうしよう・・・

と思いましたが、まぁ私の「雪山登山」なんて、本当に雪山行ってる人にとったら山歩きみたいなもんですから、そんなに気にしないことにしました

 

それより、問題は重さと大きさです

とにかく歩きやすくて、軽いのが欲しい

 

で、最初はコレにしようかと思いました

 

このスノーシューの説明が

起伏の緩やかな地形で高いパフォーマンスを発揮するトレイルスノーシュー 新設計のエクストラクト デッキと、デュオフィットバインディングを装備したREVOトレイルは起伏の緩やかな地形で高いパフォーマンスを発揮します。 女性用エクストラクト デッキ 射出成型プラスチックのデッキ本体と鋸刃付のフレームは、女性の歩幅・歩行に適した形状にデザインされています。 頑丈な構造 射出成型プラスチックは丈夫なうえ、歩行時にたわむことでクリップ力を増大させる働きがあります。 デュオフィットバインディング なだらかに起伏した地形で必要な安全性を発揮します。 あらゆる状況に対応 必要に応じて脱着可能なフローテーションテイルを使用すれば、1台のスノーシューであらゆる雪質や積雪に対応できます。

 

何を言ってるかわかりません!!

29,700円なり(*_*)

 

 

ATLAS(アトラス) スノーラン 1831857

ATLAS(アトラス) スノーラン 1831857

 

 やっぱりスノーランにしよっかな

20,520円

お財布にもやさしいし・・・

 

というので、近くのモンベルのお店に見に行くことにしました

 

 

 35,000円

約1.7キロ、23インチ

うーーーーん

もっとコンパクトなの欲しいなぁ

 

と思って、他のも見てみますと、なんとジュニア用のスノーシューに、適応体重が54キロまでと書いています

 

しかも20インチとコンパクト

重さは1.02キロ!!

 

カタログによると

 

 

耐久性が高く、適合荷重の範囲広い。

履き方がわかりやすく、固定用ベルトが絡みにくい、キッズ専用の「GROMバインディング」を装備。フレームは6063アルミニウムチューブを使った本格的仕様、大人用と比べてもなんら見劣りしません。子ども用ですが、妥協のないこのスノーシューは、適合荷重内であれば小柄な体格の大人の方でも使用可能です。

 

しかも、この時、旧モデルということで、14,500円のところ、いちまんえん☆

 

ショップ店員さんに、色々と情報をもらって、もう即購入しました

 

3万円くらいは覚悟してたので、とてもうれしい

 

試した結果は全然OKでした

 

ガツガツ登る人でない、ゆるーい山歩きの方にはお勧めです

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現行モデルはこんなかんじです

 

可愛くって、雪遊びにはぴったりです

 

 

遭難な気分を味わった日

今日は、出だしから変でした

いつも山歩きに行く日は、遅くてもお昼には歩き始めるくらいに出発するのですが、今日はなんだか仕事の疲れもあるし、山に行くのはやめようかなーと思って、午前中はのんびり料理したり本を読んでました

 

でも、せっかく良い天気だし、モンベルにザックを見に行きたかったので、一時半頃に家を出て、少しだけ山も歩いてこようかな、ってかんじでした

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モンベル立山店の駐車場から見た立山連峰

きれいです(*^-^*)

 

ここから近くの里山へGO

 

時間が遅いせいか、駐車場でも、登り始めてからも誰にも会いませんでした

登山口に着いたのが2時半頃でしたが、慣れた山だし、1時間で登って30分で降りたら全然大丈夫だと思って、のんびり歩き始めました

 

が、何を思ったか、普段は絶対やらないのに、ショートカットをしよう、と思いたち、登山道からはずれた道なき道を登り始めてしまいました

 

斜度45度くらいになり始め、ところどころにある笹の枝や地面に寝ている雪椿の枝につかまって、時々ずるずる滑りつつやっと斜面を登りきりました

この間、20分程度でしょうか

 

で、ショートカットで上のほうの登山道に出ると思ったら、道がなく、雪の踏み跡もないところにでてしまいました

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あるのはカモシカの足跡のみ・・・

私の義姉は車に乗っていてカモシカに攻撃されたことがあるので、カモシカさんにもあんまり至近距離では会いたくありません

 

こんな広場っぽいところで、雪は深いところで30センチくらい

ヒトの足跡は、私がどっかに道がないかなと思って探したときのです

 

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この先の樹木を抜けると登山道があるかもしれない、と思って、30分くらいはウロウロと探して、迷子にならないように、またこの広場に戻ってくる、を繰り返してました

頂上の方向はわかるので、そっちに行くべきか、元来た斜面を下りるべきか・・・

でも、斜面はやっと枝につかまりながら登ったところなので、下りれる自信がないからここから登山道を探してたわけで・・・

 

けれども、道に迷ったらとにかく元の道に戻れ、慣れてる山でも遭難すると「単独行遭難」に書いてありましたから、遭難するより転げ落ちて打撲程度なら何とかなるだろう、と覚悟を決めて斜面を下ることにしました

 

服はドロドロになって、ちょっとひっかき傷はできましたが、なんとか元の登山道に下りることができて、一安心

斜面登り始めてから登山道に登るまでで約1時間でした

 

気を取り直して、頂上を目指したのですが、またしても、間違ったことのない道に迷い込んでしまいました

 

オカシイ・・・

今日は登ってはいけない日なのね

狐さまか天狗さまが私をからかってらっしゃるのかもしれない

 

というので、本日はピークを踏まずに撤収することにしました

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途中のコンビニで買った甘いヨーグルトドリンクが美味しい(^^)

 

そう、今日はお水も玄関に置き忘れて持ってこなかったんです

1時間半程度だからまぁいいか、と思って、コレだけ途中で買いましたが、喉乾きました

 

気を引き締めていかねば・・・

今日を教訓に、安全な山歩きを心がけます

 

 

 こういうの読んでおくと、「こんなベテランさんでも遭難しちゃったりするんだから、自分もするかも」と気を付けるようになると思います

読み物としても面白いし

ドキュメント 単独行遭難 (ヤマケイ文庫)

ドキュメント 単独行遭難 (ヤマケイ文庫)

 

 

 

生死を分ける、山の遭難回避術: 実例に学ぶリスク対策の基礎知識
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

職場まで歩いてみました

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エアロバイクばっかり漕いでないで、歩いて職場まで行けばいいんだよねー

ってずっと思っていましたが、なんせ、1秒でも長く家にいたい、1秒でも早く家に帰りたい、と思うほうですから、なかなか徒歩通勤できませんでした

 

が、えいやーっとばかりに今日はランニングシューズをはいて家を出ました

目標は30分で歩くこと

距離は2キロから3キロの間だと思うのですが、正確にはわかりません(-ω-)

車だと10分くらい

 

路地を抜けて快調に歩きますが、気持ち良いのでちょっと走ったりします

走るとすぐに息があがりますから、またゆっくり歩きます

速足→普通歩き→たまに走る、の繰り返し

 

お、ちょっと待て

これって、本で読んだインターバル歩行じゃないの(=゚ω゚)ノ

 

「ウォーキングは身体に良い」と言うのが定説ですが、スポーツ医学を専門に研究されている能勢博先生は「ウォーキングといっても、漫然と歩くだけでは十分な効果を得にくい」と指摘されています。通常のウォーキングでは、最大体力の40%程度の負荷しか掛からないため、もう少し負荷のかかる運動の方がよさそうなのです。

 

 

適度な運動負荷はその人の最大体力の70%程度だそうで、運動を1日30分~1時間、週に3~4回程度を5ヶ月続けると、驚くほどの健康効果が得られるという研究データがあるようです。

自分の中での精一杯の速度を100%として、その70%以上の速度を「速歩き」、40%以下の速度を「ゆっくり歩き」の速度とします。

 

能勢博先生推奨インターバル歩行とは、早歩きと、ゆっくり歩きを交互に行うことで理想的な運動負荷がかかるそうです。

この歩き方を行うと、心肺機能が10%~20%アップするそうです

山のために訓練には理想的じゃありませんか

 

インターバル歩行のような「ややキツイ運動」を行うと、運動後に運動後過剰酸素消費と言う減少が起こります。1~2時間代謝の高い状態が続くため、脂肪燃焼がすすみ、ダイエット効果が゛得られるそうです。

 

また、自律神経の中の副交感神経が優位に経つため、血管が拡張して血圧が下がる効果もあります。

運動によって血管壁の脂肪沈着が改善すると、血管が柔らかくなり動脈硬化の予防にもなります。

 

速歩時間の合計が1日15分以上、それを1週間に4日以上を目指します。「3分ずつ交互に」が基本ですが、ゆっくり歩きを間に挟む

逆に平日が忙しくて時間の取れない人は、週末にまとめて「速歩合計1週間に60分」になるようにトレーニングしても構いません。自分の体力、生活スタイルを考えた上で、無理のない方法でいいそうです

 

今から5か月だと、ちょうど山開きくらいかもしれません

 

心肺機能のアップというのと柔らかい血管には憧れしまいます

 

 

山に登る前に読む本 (ブルーバックス)

山に登る前に読む本 (ブルーバックス)

 

 

 

登山再開したときにこれ、読みましたが、車通勤だし実践する場所がなかったのですが、通勤ですればいいんですね

 

もう山でバテない! インターバル速歩の威力

もう山でバテない! インターバル速歩の威力

 

 

 山でばてなくなるなら頑張りますよ~

 

 

 

 

 

 

 

 

千石城山 晴れた!行かねば!

起きたら快晴!
昨日の天気予報ではお昼から雨、とありました
そして、綺麗なレンズ雲が劔の上と毛勝の上にありましたが、しばらくは大丈夫そう

久しぶりに千石城山に行くことにしました
久しぶり、というか、ここは冬は来たことがないんです
昨日が城ヶ平山でかんじきいらなかったし、今日も大丈夫だろう、と思って食べ物と飲み物だけ持参です
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でも、城ヶ平山の登山口付近より全然雪が多いです
道路に雪はないのですが、両横の雪がなかなか・・・
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どこが登山口がわからなかったのですが、その辺をウロウロしていると、何組かの方が坂を上って行かれます
この写真の雪のないアスファルトから右手に登っていきます
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あぁ、そういえば、ネットに「ふるさと劔親自然公園」の看板が登山口って書いてあるのを見ました
夏だったらここに駐車場があるので、その下の登山口がわからなかったんです
そして、この看板の後ろに見える坂を登るのですが、けっこうズボズボはまるし、かんじきの跡もあるので、ツボ足でどこまで行けるか、と思ったのですが、まぁ、行けるところまでってかんじで出発!
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この坂を登ったところで振り返るとなんだか可愛らしく埋もれている建物があり、その奥に早乙女湖があります
ここは、春からはカヌーに使われています
ほぼ凍っていて、とてもきれいです
こういうのを見ても、スポーツって雪国は不利ですね
南国だと冬でもカヌーの練習できるんでしょうから

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明るい杉の林を歩きます
昨日より寒いです
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そして、尾根に出る手前はこんなかんじで、かんじきやスノーシューの跡が多くなります
時々ズボりますが、行けないことはありません
ここに来てようやく下山する方にお会いしましたが、かんじきナシで大丈夫、と聞いて、一安心

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頂上でお昼ご飯(*'ω'*)
ソロの方2人
2人パーティが2組
みなさん、年齢が高いためか、しずかーに山を楽しんでいます
こういうの、いいです(-ω-)/

途中で曇ってきたのですが、信州のほうは晴れていたようで、槍のてっぺんが見えてました

千石城山:757.3メートル
駐車場標高:300メートル
登り1時間
下り30分

城ヶ平山 スノーシューのお試しに

昨日、スノーシューを買ったので、試したい~

そして、今日は良い天気(*'ω'*)

城ヶ平山にGO

登山口はこんなかんじで、前回よりも雪は多いです

先週末けっこう降りましたから

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杉の木立の中を抜けまして・・・

天気も良くて気持ち良かったので、走ってみたのですが、すぐに滑って転んだので、やっぱり歩くことにしました

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気温は市内で9℃

風もなく暖かいです

雪はズボっといくと長靴を越えるくらい積もってますが、シャーベットっぽくなってます

 

ズボズボはまりますが、そんな中、ランニングシューズを履いたてトレランしてる人がいました

すごい・・・

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城ヶ平山のどこが好きかって、この急な坂を上り切ったら山城址の広い頂上が現れて、突然立山連峰が見えるところです

途中の登山道からなんて、大日岳の頂上が一瞬少しだけ見えるだけですもんね

 

ちなみに、この後ろ姿は息子です

気乗りしなさそーな息子を誘って山に来ましたが、来たら来たで、走ってみたりショートカットで道なき道を滑ってみたりしてました

 

この登りの頂上だけがスノーシューあったらいいなぁ、まぁなくてもなんとかなるけど、くらいなかんじ

でもズボズボ沈みますけど

お会いした方はみなさんかんじきかスノーシュー持ってましたが、使っている方は1組だけ見ただけです

 

頂上は3組の方々がいらっしゃいました

毛勝三山、劔、大日、どれも綺麗です

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今日は暑いだろうなぁ、と思って、夏用の長袖Tシャツと半そでTシャツの重ね着とジャケットです

歩き始めてジャケットはすぐ腰巻に変わりました

手袋も今日は使用せず

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今日は息子が一緒なので、写真を撮ってもらったりしているのです

後ろに街並みと日本海が見えます

そして、足にはスノーシュー!!

楽しい!!

 

 

私の周りのやまやさん

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高い山のない地域で生まれ育った私が、今住んでる山に囲まれたところに引っ越してきたのは10年とちょっと前です

ここで知り合った登山をする人たちは、趣味が登山というより、何十年も山と関わって暮らしている、というかんじです

 

小学校の頃から、「あの山を越えたらどこに出るのだろう」と思うと、道なき道や獣道を通って、その先を確かめないと気が済まなかった、という人や、親戚が山小屋をやっているので、中学生の頃から夏休みは山で荷物運びをしていた、とか、春や秋は山菜やキノコ採りのためにショイコをしょって、崖を登って山を越えて家族総出で採りに行ったとか、登山ブームとは全く関係のない、山に日常的に親しんでいる人たちです

学生時代から山岳部に入ってバリバリ登ってた、というのはまたちょっと違うかんじがします

 

ですから、山を歩くのもものすごい速さですし、ジャージと長靴で山を駆け上り、駆け降りる、みたいな登山です

とてもじゃないけど、私が付いていけるスピードではありませんから、山にご一緒することはありません

 

そして、車で1時間もせずに3000メートル級の山の登山口がたくさんあるところに暮らしているので、「明日は天気がよさそうだ、よし、山に行こう」みたいに、さっと出かけてさっと帰ってくる、というかんじです

 

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子供の時に、こんな毛皮をお尻にまいて、編み笠を被って、縄で父親とつないでもらって雪山を登っている写真を見せてもらったことがあります

オシャレアイテムだと思ってたので、「座っても綿のズボンのお尻が濡れないようにするため」と聞いて、びっくりしました

クマ皮のほうが厚みがあって冷えなくて良いそうですが(^^)

その人は今50歳代なので、昭和30年代後半は、まだそんなかんじで山に登ってたんでしょうね

 

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もう、こんなかんじですよね

ざ・またぎ

 

いつ頃まで、またぎがいたのか、近所に住む、山の部落出身のおばあちゃんに今度会ったら尋ねてみたいと思います

 

親子代々山好き、やまや、という友人は、80歳になる父母を連れて山に行ってますから、すごいものです

そのお父さんの登山ファッションが本当に格好良くて、ウールのニッカボッカにハンチング帽ですから、素敵です

 

その友人は、大きな病気をしたことが原因で、いつ死ぬかわからないなら、残りの人生は山に使いたい、と言って退職して、登山三昧のようで、みんなからうらやましがられてます

 

先日、久しぶりに会いたくて、「雪の里山に行きませんか」とLINEすると返信がしばらくありませんでした

今日連絡ありました

「今、オーストラリアから成田に戻ってきた」とのこと

セブンサミッツで有名な山、コジオスコに行ってたそうです

 

その行動力も体力も資金力もうらやましい限りです

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「単独行遭難」 読了

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羽根田治さんの遭難シリーズ

死亡率2倍の単独行に焦点を当てた内容です
7編の取材に基づく遭難事例が収められています


いずれも同行者がいれば困難も少なかっただろうけれど、単独行のために事態が深刻になった、という事例です

 

羅臼岳」「両神山」「奥穂高」「尾瀬ヶ原」などにおける遭難事例が取り上げられています

遭難した当事者の行動は、迷ったかもと思ってもすぐに引き返さない、地図とコンパスで場所を確認しない、駄目とわかってて沢を下る、思いつきで計画と違う道を行く、登山計画を出さないなどで事態を悪化させてました

このシリーズは、作者が後に検証のため山に入っていることで文章に重みが出ていていいなぁと思います

ホント他人事ではなく気を付けないと、と思います

 

単独行の自由度の高さの魅力と背中合わせにあるリスクを秤にかけたら、私はやはり一人歩きが好きです

と言いますか、基本的に一人でいることが好きなのに、山に行くときだけ誰かと一緒というのは無理があります

単独だと他人にペース乱されないし、ルート変更なども自由に判断できますし

 

それに、山に行くときには体調が良くて、晴れてる時に行きたい

でも、グループ登山の時にはそうはいきませんし、そんな事情で当日キャンセルばっかりするわけにもいきません

 

そして、技術的な問題もあって、歩くのが速い人についていくのはとっても疲れるし、反対に遅い人に付き合うのもとっても疲れる

 

仕事の愚痴を聞いたり、家庭の愚痴を聞いたりしながら登るは嫌だし、しゃべり続ける人の相手をするのも嫌です

 

山の話を聞くのは楽しいけど、自慢や教えたがりの人に付き合うのもしんどい

基本的には静かに黙々と歩きたいのです

 

自分のペース、リズムで歩いて、食事、水分補給、写真休憩がを好きな時にして、自由気ままに歩きたい

孤独感というより一人で自然と向き合っているときの静かさ、頭が空っぽになるかんじが好きです

 

単独で行くときには、
事故に遭わないように、遭難しないように、
ルフレスキュー力を高めておかないとと思います
ファーストエイド&万が一装備類も確実に

せめて、リスクを出来るだけ小さくするために必要な備えをして、覚悟は決めておこうと思います

 

グループ登山や単独での登山を比較すると、個人的にはグループ登山の方もじゅうぶんに遭難のリスクが高いと思っています

確かに登山中に何らかのトラブルでケガをした場合、複数いればサポートもできますが、単独の場合はそれが不可能なことが考えられます

でもそれはトラブルが発生した後のことであり、本来トラブルにならないように一人一人が自分の体力や技量を冷静に理解した上で計画したり対処方法を考えたりして、グループで行動する時も常に自分の身は自分で守る心構えが必要に思います
それらのリスクを十分に理解した上で単独登山を続けている人は大勢いますし、複数でのデメリットを単独によって回避している人も多くいます

 

グループの登山は派閥のようなものに無意識に引きずられトラブルに遭うケースがあるようにも感じます

また、単独での行動をすることによって、より慎重に歩くこともあります

単独登山の場合、「勇気」よりも「臆病」な人の方が事故も起こす事も少ないと思いますし、グループ登山の方が心理的に流されやすいのではないのかと考えることもあります

 

私が登山を始めて1年目の時に、装備を全部貸していただいて、冬山に1泊で登ったことがあります

後で考えると、よくロクに夏山だって登れないような人間を連れて行ったものだ、と思ってしまいました

あれで天候が崩れていたら、全員の足を引っ張ったと思います

 

そんなふうに、グループでの登山は、登山技術だって経験だって違うのですから、力にばらつきがある時は、みんなが大変だろうな、と思うのです

 

とにかく、一人で登山するには

*登山届の提出

あとは

家族や友人に登山の詳細を知らせておく
こまめに地図で現在地を確認
レスキューシート、ファーストエイドの準備
遭難したら引き返し、沢を下らない

 

ということですね

 

「臆病であること」「ダメかもしれない」と少しでも思ったらやめておくことも大事!