40歳からの細く長い山歩き

40歳頃から登ったり休んだりして続けている山歩きの記録と山のために買った物の記録です

遭難な気分を味わった日

今日は、出だしから変でした

いつも山歩きに行く日は、遅くてもお昼には歩き始めるくらいに出発するのですが、今日はなんだか仕事の疲れもあるし、山に行くのはやめようかなーと思って、午前中はのんびり料理したり本を読んでました

 

でも、せっかく良い天気だし、モンベルにザックを見に行きたかったので、一時半頃に家を出て、少しだけ山も歩いてこようかな、ってかんじでした

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モンベル立山店の駐車場から見た立山連峰

きれいです(*^-^*)

 

ここから近くの里山へGO

 

時間が遅いせいか、駐車場でも、登り始めてからも誰にも会いませんでした

登山口に着いたのが2時半頃でしたが、慣れた山だし、1時間で登って30分で降りたら全然大丈夫だと思って、のんびり歩き始めました

 

が、何を思ったか、普段は絶対やらないのに、ショートカットをしよう、と思いたち、登山道からはずれた道なき道を登り始めてしまいました

 

斜度45度くらいになり始め、ところどころにある笹の枝や地面に寝ている雪椿の枝につかまって、時々ずるずる滑りつつやっと斜面を登りきりました

この間、20分程度でしょうか

 

で、ショートカットで上のほうの登山道に出ると思ったら、道がなく、雪の踏み跡もないところにでてしまいました

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あるのはカモシカの足跡のみ・・・

私の義姉は車に乗っていてカモシカに攻撃されたことがあるので、カモシカさんにもあんまり至近距離では会いたくありません

 

こんな広場っぽいところで、雪は深いところで30センチくらい

ヒトの足跡は、私がどっかに道がないかなと思って探したときのです

 

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この先の樹木を抜けると登山道があるかもしれない、と思って、30分くらいはウロウロと探して、迷子にならないように、またこの広場に戻ってくる、を繰り返してました

頂上の方向はわかるので、そっちに行くべきか、元来た斜面を下りるべきか・・・

でも、斜面はやっと枝につかまりながら登ったところなので、下りれる自信がないからここから登山道を探してたわけで・・・

 

けれども、道に迷ったらとにかく元の道に戻れ、慣れてる山でも遭難すると「単独行遭難」に書いてありましたから、遭難するより転げ落ちて打撲程度なら何とかなるだろう、と覚悟を決めて斜面を下ることにしました

 

服はドロドロになって、ちょっとひっかき傷はできましたが、なんとか元の登山道に下りることができて、一安心

斜面登り始めてから登山道に登るまでで約1時間でした

 

気を取り直して、頂上を目指したのですが、またしても、間違ったことのない道に迷い込んでしまいました

 

オカシイ・・・

今日は登ってはいけない日なのね

狐さまか天狗さまが私をからかってらっしゃるのかもしれない

 

というので、本日はピークを踏まずに撤収することにしました

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途中のコンビニで買った甘いヨーグルトドリンクが美味しい(^^)

 

そう、今日はお水も玄関に置き忘れて持ってこなかったんです

1時間半程度だからまぁいいか、と思って、コレだけ途中で買いましたが、喉乾きました

 

気を引き締めていかねば・・・

今日を教訓に、安全な山歩きを心がけます

 

 

 こういうの読んでおくと、「こんなベテランさんでも遭難しちゃったりするんだから、自分もするかも」と気を付けるようになると思います

読み物としても面白いし

ドキュメント 単独行遭難 (ヤマケイ文庫)

ドキュメント 単独行遭難 (ヤマケイ文庫)

 

 

 

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